日本でインフルエンザが流行する時期とタミフルの服用

インフルエンザウイルスというのは、湿度に特に敏感であることがわかっており、湿度が50パーセントから60パーセントになると、かなりの数が死滅してしまうといわれています。そのため、インフルエンザが流行しやすいじきに、加湿器などで室内の湿度をじゅうぶんなものに保っておくことは、インフルエンザウイルスへの感染を防ぐという意味で、きわめて有効ということができます。
日本の四季を考えたときに、自然界でインフルエンザウイルスが生育しやすい時期というのは、空気が乾燥して湿度が低くなる冬場ということに思い当たります。実際、日本では11月、12月ごろから、翌年の3月ごろにかけてがインフルエンザが大流行する時期となっていることは、経験的にも統計的にもあきらかなところです。
当然、湿度についての条件が異なる日本以外の国や地域では、インフルエンザが流行しやすい時期も異なるということになりますので、たまに海外から帰国した人が日本国内にインフルエンザウイルスを広めてしまって、夏場にもかかわらずインフルエンザが地域的に流行をするといったことがあります。
このインフルエンザにかかってしまった場合には、高熱が出たりのどが腫れたりといったつらい症状があらわれ、体力を消耗してしまいますので、はやめのケアがたいせつです。病院に行けば、ウイルスのタイプなどを検査したのち、タミフルのような抗インフルエンザ薬を処方してもらうことができますので、すみやかに受診するのが望ましいといえます。
インフルエンザウイルスは、人体に感染すると、細胞を乗っ取ってみずからの遺伝子をコピーさせて増殖しますが、タミフルを服用すると、ウイルスが細胞から脱出できなくなり、そのために病気の症状も拡大せずにすむようになるのです。
ただし、タミフルは発症したての48時間に服用しないと、期待した効果を発揮できませんので、その点には注意する必要があります。