インフルエンザの初期症状のタミフルへの耐性

人がインフルエンザにかかった場合、長い間対症療法で治すしかありませんでした。
タミフルは、2001年に発売された世界最初のインフルエンザに効く飲み薬です。
インフルエンザウイルスは細胞の中で増殖して連なっています。この連なりを切る酵素にノイラミニダーゼがあり、この酵素の活性をおさえることで、インフルエンザウイルスは、細部外に出ることはできません。タミフルは、この酵素の活性を抑えることでインフルエンザにかかった場合48時間以内に飲むと、タミフルを使用しない場合より回復が早くなります。
2008年から2009年にかけて流行したAソ連型はタミフルに耐性を獲得しており、効果が望めませんでした。
医療機関において、訪れた患者がタミフルが有効な香港型にかかっているのか、耐性が出来ているソ連型にかかっているのか判別が付かないのです。
インフルエンザの薬は他にザナビビルやラニナミビルがあり、効き方はタミフルと同じくノイラミニダーゼと言う酵素を阻害する事でインフルエンザに効果をしめす薬で、タミフル耐性の場合は効果を示しましたが、どちらも吸入剤ですので、小さな子供は使用が困難な場合がありました。
耐性を獲得しているインフルエンザウイルスに対して、効果のある新薬ファビピラビルが発売されています。この薬はインフルエンザウイルスを複製する酵素を阻害する事で、インフルエンザに効果を示します。したがって、インフルエンザが重症でも、かかって時間がたっても効果のある薬で今後に期待がかかっています。
インフルエンザにかかった時の治療薬は、発達してゆきますが、一番大切なことはインフルエンザにかからないようにすることで、そのためにはインフルエンザの流行の前にワクチンを使う事です。